LightbulbCat#1: The Switch Box

ねこ電球が電球成分を獲得するための、初めての照明創作。

電気工作スキルと木工スキルを獲得したくて、はじめの一歩としてON/OFFスイッチを1つだけ備えた黒檀(譲れないけれど後々泣きを見る)の電球スタンドを作ろうと思い立ちました。目標・コンセプトとしては

  • 電球本来の魅力を損なわない
  • 木材や電気素子の味を全面に出す
  • 実際に部屋に置きたいと思える仕上がり

を意識しながら。

そもそも素人の電気工作って

USBバスパワー5Vの電気工作なら経験があるのですが、家庭用電源100Vから受電する照明を作るとなると話はまた別。もしかすると火災の原因にもなりうるし、素人が手を出していい所なのか、何か資格が必要ではないのか、不安になるところです。

で、調べたり色々な人に聞いて回ったところ、特に不要みたいです。電気工事士などの資格が必要な領域はコンセントでいうと壁の向こう側、普通にコンセントから電力の供給を受ける側の工作物を作る分には資格は特に必要ないみたいです。

とりあえず回路を組む

どこから手をつけていいのかすらわからない。でもやらないと始まらない。ひとまず今回目指す制作物の最もコアな部分である「100Vコンセントから電力を受けてスイッチでON/OFF可能な電球ソケット」を作成するところから始めました。スイッチは秋葉原のラジオビルで購入。定格125VAも一応ちゃんと確認しました。電球のソケットは陶器製が良かったので電球販売店で購入。そしてその日はすっかり頭から抜け落ちていた絶縁テープも後日購入。

電球のソケットのケーブルには当初ダイヤルタイプのスイッチが付いており、そこで切断して自分で購入したスイッチに置き換えました。プラグのついたケーブルを切断するのは初めてだったので少し緊張。

不格好ながら絶縁テープで絶縁も済ませ、いざコンセントに。もしかしたらショートするんじゃないか、爆発するんじゃないか、かなりの緊張感でコンセントにプラグを…

電球が点灯。そしてスイッチを切ると電球も消える。嬉しくて何度もON/OFFを繰り返しました。

スイッチを格納する土台を設計する

ベースとなる回路が動作することは確認できたので、一旦電気工作はここまで。次はもう一つの目的である「木工」に取り掛かります。ここで黒檀の堅さに直面することになります。

材料は東急ハンズで購入した5cm四方、1.5cm厚の黒檀のブロックを2つ。これに回路のスイッチを挟み込んで、内部に配線を格納するイメージ。

スイッチを格納するためのくぼみ、配線、ねじ止めのための穴を互いに衝突の無いように配置するために、今回はおとなしく三面図(?)に起こすことにしました。はじめは素朴感に憧れ手書きでやっていたのですが、心が折れ、結局 Illustratorで作成しました。

板に挟まれたスイッチとその上に乗せられたソケットを納得のいくように配置。原寸大で作ったので、あとは等倍印刷して黒檀ブロックに貼って加工していきます。

土台を加工していく

穴を開けるためにピンバイスを購入。3mm径の穴を空けるのですが1穴当たり30分程かかります。それを2穴。ソケット固定用の穴も空けるのですが、そちらは4mm径なので購入したピンバイスでは足りず、ひとまず後回し。

次、スイッチを納めるためのくぼみを彫り込んでいきます。と意気込んだのはいいのですが…

彫れない… 黒檀堅すぎ…

この後もしばらく格闘を続けるのですが、結局彫刻刀3本の刃が欠けダメになり…

オープンスペースへ

ネジ穴やらくぼみ堀りやら、もう手作業では進められないと観念し、ボール盤を使えるオープンスペースを探しました。今回はナノラボを利用。

くぼみを作るのでフライス盤があれば良かったのですが、頑張ってボール盤でひたすらくぼみを掘っていく作業を行いました。フライス盤と旋盤は使えた方が絶対に捗ると思うので、そんなオープンスペースが見つかると嬉しいです。

まだ隙間は空いていますが、加工機のおかげでなんとか収まりそうな程度には彫り込めました。

この段階で一度仮組みします。配線、スイッチ、電球を組んで、使用感や雰囲気を見てみます。

一通り固定できたのでコンセントに繋いでスイッチを入れてみる。端子部は再作業になっているので、今度こそ不手際があってショートして火花でも散ったらどうしようかとビクビクしながら… あとON/OFF表示のプレートを付けていないのでコンセントに挿した瞬間に点いたらどうしようかとビクビクしながら…

点灯。いい雰囲気、かわいくて素敵な感じ。たぶん自分はきっとこういうのが欲しかった、部屋に置きたかった。

この段階では掘り込みの調整を行っておらず、まだスイッチの挟み込みに隙間が空いているので更に調整していきますがただの作業になるので割愛。

プレートを作成

最後にプレートを作成します。

以前プラモデルを見せてもらった際に綺麗な台座のプレートが印象的だったので。教えてもらいながら作りました。色々なフォントで作成して一番良かったプレートを採用します。

釘で大座に打ち付ける。プレートが入ると段違いにかっこいい。

完成

そしてトップの写真の状態に完成。

背面側はこんな感じ。ソケットから箱の中に向けてケーブルが1本。見えないように通すこともできそうでしたが、ソケットの安全性保証のシーリングを外さなければならなかったので今回は外側を通すことにしました。

配線の論理図ががどうなっているか一目瞭然なので、これはこれで直感的なデザインかな。

振り返って

ちゃんと「自分の部屋に置きたい」と感じる作品になって満足です。一つの作品を作り上げるとその分自信になるのは本当なんだなって、きちんと実感できたのが一番の収穫だったかも。

かかった費用

材料: ¥2800

  • 電球: ¥100
  • ソケット: ¥600
  • 黒檀: ¥600
  • スイッチ: ¥300
  • ネジ: ¥200
  • 絶縁テープ: ¥1,000

道具: ¥8,000

  • 彫刻刀(パワーグリップ; 三角等, 丸刀大小): ¥2,000
  • ハンマー: ¥1,000
  • ピンバイス: ¥3,000
  • ラジオペンチ: ¥2,000

設備: ¥500

  • ナノラボ利用費: ¥500

合計: ¥11,300

今後も使える道具代が大半ですが彫刻刀はほぼ消耗品。安いか高いかは微妙なところ…

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